MINIのフューエルカット機構について

MINIは思ったよりも燃費が悪いと思われている方が多いと思います。
これは日本での発売当初から言われていることで、噂ではクライスラーのペンタゴンエンジンはフューエルカット機構を持たないという信じられないような噂もありました。
でも、アメリカのエンジンならありえるかな?と思ってしまうほどMINIの燃費は誉められたものではない。
しかし、MINIは保険のエコノミー割引が適用になっているし、なにより欧州やアメリカからは燃費が悪いという話が聞こえてこないのが不思議だった。
そんな時、知り合いのOLMさんという方が、MINIのCVTエンジンの燃料カットの機構に関して考察されていた。
MINIは2000rpm以上で燃料カット機構が働いているということであったが、興味深かったので私も追加として実証運転を行ってみた。
実験方法は次の通りである。
1.CVT、Dモードで2000rpm以上でアクセルオフ、即座にオンボードコンピュータの燃費計をリセットする。
2.そのまま回転と車速と燃費計を注視しながら走行する。
3.アクセルオフのタイミングを2000rpm以上、以下など細かく分けて何度も実験走行を繰り返す。
4.同じ走行試験をSDモードでもやってみた。
5.さらに、エアコンのオンオフ状態でも同じ実験を繰り返し行った。

結果、次のような事が判りました。

MINIはフューエルカット機構を持っている。(^^)
ただし、OLMさんの実験のとおり、2000rpm以上からアクセルをオフした時に燃料がカットされる。Dモードでこの条件に当てはまるのは車速が70km近い速度が出ていないとこの条件にならない。SDモードでは容易に2000rpm以上となるのでアクセルオフ時には頻繁に燃料カットが発生する。エアコンオンの状態ではフューエルカット回転数が150rpmほど上昇する。(2100~2200rpm)になる。

このことから、MINIはフューエルカット機構を持っていますが、70km/h程度の速度が必要なことから、Dモードではなかなかカットの条件になりにくいと言うのが現実です。特にエアコンがオンになっていると燃料カットの速度域は80km以上にもなり街中では殆どフューエルカットは機能しないでしょう。
アメリカや欧州では車の常用速度が高いことから、日本よりは頻繁にカットが入るでしょう。
高速道路などでMINIの燃費が結構良いのは燃調セッティングが高速よりであることと、このフューエルカットが正常に働く性かもしれませんね。
もっと低い回転でも燃料カットが効くように改良すれば簡単に燃費が向上すると思うのですが、BMWが直ぐに改良できないところを見ても、2000rpmより低い領域にはクラッチの断続制御という回転域があるために、この回転域を避け必要以上に高く設定されていいる可能性があります。

ps.
2000rpm以上で燃料がカットされますが、では何回転で再噴射が始まるかというテストを繰り返したのですが正確にわかりませんでした。
2000rpm以上でアクセルオフにすると、燃料がカットされているために、燃費計は99.9kmを示します。
そのまま走行を続けると、1800rpmあたりまで回転が落ちてきた時点で燃費計のカウントが始まります。つまりこの辺りで再噴射が始まっていると思われるのですが、回転が落ち続けているところから、実際にはもっと高い回転で再噴射が始まっている可能性があります。
反対に下り坂でゆっくりと回転が落ちた場合1800rpmどころか1500rpmでも再計算が始まらない場合もあり、再噴射のタイミングを計測することは困難であったため正確な考察とは出来ませんでした。
余談かもしれませんが、私は減速時にSDモードに切り替えて軽いエンジンブレーキを多用するのですが、この減速途中でSDに切り替え2000rpm以上になった場合も燃料はカットされますので燃費の向上には役立っているようです。
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by kan2_MINI | 2005-06-12 09:17
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