新型MINIに試乗しました。(COOPER 編)

本日、昨日に引き続き新型MINIの試乗をしました。今日はCOOPER ATです。
正直言いまして、びっくりするぐらい落胆しました。
昨日のSに乗った感じでは、初代とあまり変わらない(つまりなかなか良い)という評価だったのですが、それに比べてCOOPER AT はかなり問題のある出来だと思います。

始めにエンジンをかけたとたんに解るのですが、エンジンが非常に大きな音を立てています。それも雑音にも近いノイズなんです。昨日はSのエンジンがうるさい上に音質が良くないと書きましたが、そのSがましに聞こえるほど、ひどい音です。
これはディーラでも認識しているようですが、とりあえずの営業トークは「BMWエンジンになりましたので、スポーティな音を残しています」となるようです。
どのくらいひどいかといいますと、現在私の乗っている初代COOPERのエンジンの方がずっと静かな上にスムーズなエンジン音を立てています。

つまり、MINIのモデルチェンジの知識の無い人を目隠しして、新旧両方のCOOPERのエンジン音を聞かせて「どっちが新型のDOHCエンジンでしょう?」と聞いた場合、間違いなく旧型の初代COOPERのSOHCエンジンの方を選ぶでしょう。
それほど、エンジン音には問題があります。

次に大きな問題だと指摘できるのは、ハンドリングです。昨日のSの足回りでもちょっとロールが大きく、果たして楽しいハンドリングだろうかと感じましたが、COOPERのその足回りはシートに座ったまま体を左右に軽く揺するだけで車全体がグラグラと大きく揺れるほど、ふにゃふにゃの足周りになっています。
このため昨日のSではクイックなハンドリングは残っていると書きましたが、COOPERに関してはクイックなMINIらしさは完全に影をひそめ「もはや単なる国産車並みのハンドリング」でしかないといえます。

さらに私にとって大きな減点であったのがATです。なるほど発進と加速においてはかなり踏み込んだ加速をしてもスムーズにショックも無く変速をしてゆきます。しかも、なかなかの加速です。
でもこれは一定の加速をしたときだけであり、その他いろいろな場面でATが自動的にギアを選択し変速する場合にはかなり大きな変速ショックがあります。例えば減速して再加速しようとすると、勝手にギアを一段か二段落として加速するわけですが、その場合大きな変速ショックを伴います。また、減速時にアクセルを離して惰性で減速してゆくと、自然とギアが低いギアにシフトダウンするのですが、この際に結構なショックがありギクシャクします。
なんだ?これはCVTのクラッチかぁ。って一瞬思っちゃいました(^^)
しかもCVTで秀逸だったSDモードにしても、殆ど変速パターンが変わりません。(そうそう新型はSDモードではなくDSモードなんです。イミワカンネ)回転数もあまり上がらず、エンブレも勿論効きません。もっとはっきり変わらなければ意味無いと思います。
では最後にマニュアルモードでの変速はというと、これがまた問題ありで、シフトしても直ぐに反応しないのです。変速の反応が凄く遅いです。しかもAT独特の勝手に変速するという状況が入りますので、もーーまったく思ったとおりに変速なんてしません。

最後に、昨日はマニュアルでギア操作をしながらのハンドル操作だったので、気付かなかったのですが、今日はATでしたのでハンドルへの神経が集中できたところから、昨日気付かなかった電動パワステの欠点を感じました。
一言で言うとパワーアシストのフィーリングが凄く悪いです。
このフィーリングの悪さは普段業務で乗ることの多いマークXのハンドリングでも感じるのですが、アシストが不自然で違和感を感じるのです。直進からハンドルをすっと切り始めると、始め重さを感じるのですが、直ぐにアシストが入って軽くなります。その感触は直進だけでなく、ハンドルを切っている状態から戻す時にもやはり動かし始めが重く、一瞬送れてアシストが入るのを感じ、いかにもパワーアシストが入っていますという感じなのです。
実際にはアシストが遅れる訳ではないのかも知れませんが、わたしの体への感触はそう感じました。この感触では単調な長距離ドライブではかなり疲れそうな気がします。
初代の油圧式のパワーアシスト機構を持つ初代MINIではこの嫌な感触はありません。適度に重く非常に上質なステアフィールです。今回の電動パワステを使った新型のハンドリングでは路面の情報がダイレクトに感じることは難しいのではないでしょうか。

非常に辛い書き方をしてしまいましたが、エンジン、変速機、ハンドリングとも車にとって極重要部分である事を考えるとあえて改良の希望も込めて、厳しい書き方をせざるを得ません。

PS.
その後、調べてみるとマークXのパワステも思ったとおり電動パワステでした。
マークXの嫌なフィールのパワステに似ているとハッキリ認識できるぐらい違和感を感じるということは、電動パワステの制御技術はまだ満足できるレベルに達していないと思います。
新しい技術を導入する事は大切なことですが、明らかに悪くなったと感じさせる程度の技術導入は??ですね。
カタログでは必要な時にだけエネルギーを使う電動式はエコに貢献しているということですが、ハンドリングを犠牲にして良いわけがありませんね。
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by kan2_mini | 2007-04-01 21:17
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