ペンタゴンエンジンとお別れ

私のMINIに積まれているエンジンは、ブラジルのトリテック社という会社で製造された、ペンタゴンエンジンと呼ばれるものです。
OHC4バルブの4気筒エンジンは、良くも悪くも何の特徴も無い「THE ENGINE」といえるでしょう。あえて特徴を上げれば、「安いこと」「壊れないこと」「小さいこと」「汎用性があること」などでしょうか。
BMWが傘下のROVERで新型MINIを開発し販売しようと計画していた頃はそれほど多くの販売台数が見込めないことから、エンジンにお金をかけられなかったという背景がありました。そこでBMWは利害関係の薄いアメリカのクライスラーに出資する形で、安い汎用エンジンをMINIの為に開発してもらったのでした。
エンジンの善し悪しをどこで判断するのかは難しいところだと思いますが、エンジン屋と呼ばれるBMWがOHCの何の機構も持たない特徴のないエンジンを採用することも、ROVERというブランドの中であったから出来たことなのでしょう。

そして、最近のニュースでBMWが共同出資という形で保有していた、ブラジルのトリテック社の権利を全てダイムラークライスラーに譲渡したというニュースがありました。そしてアナウンスではダイムラーは手にしたその権利をまとめて、トリテック社を中国の会社に売る予定であることが伝えられています。現在、ペンタゴンエンジンは中国の自動車へも搭載されていましたので、その関係もあって中国へと権利を売るのでしょう。
中国でもいまは車の製造が非常に盛んですが、技術的には日本や欧州に比べ、一世代遅れているといえます。そんな中国で「安くて扱いやすいエンジン」としてペンタゴンエンジンが使用されることになるのでしょう。

特に特徴の無いエンジンですが、故障もなくよく走ってくれています。故障が少ないシンプルなエンジンは長く乗る為には都合が良いかも知れません。

ありがとう。トリテック。

PS.
ちなみに、現在もこのペンタゴンエンジンを搭載している、コンバーチブルの製造は行われていますが、予定されてる台数分のペンタゴンエンジンは既に生産されBMWが手元に保管しているのだそうです。

そういえば、二代目MINIのコンバーチブルが既に完成域にはいっているようで、スパイショットが公開されていました。

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by kan2_MINI | 2007-07-17 15:56
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