人気ブログランキング | 話題のタグを見る

MINI CONCEPT TOKYO

第39回東京モーターショー2005 MINI Concept Tokyo

---------------------------------------------

●ブリティッシュで行こう
1960年9月のMini Traveller登場から45年を経て、2005年東京モーターショーで披露されるMINI Concept Tokyoは、21世紀の始まりを「ブリティッシュで行こう」というモットーで飾る設計コンセプト。その中心には、旅行好きなイギリス人のライフスタイルがあります。このコンセプト カーは、伝説となった多数の設計ディテールを備えた、典型的MINIです。
内装や外装に見られる技術革新もまた典型的MINIであり、パラレログラム キネマティックによってワイドに開閉できるドア、Bピラーのないクーペのような外観、高級感あふれるシルバー メタリック塗装、洗練された材質で極めた内部空間などがその例です。MINI Concept Tokyoは、従来のTravellerが持つエレガントなエステート デザイン、左右対称に分かれたダブル ドアのハッチ、分割された後部サイド ウィンドウなどを引き継いでいます。
MINI CONCEPT TOKYO_a0010297_1745587.jpg


●スポーティな外観
外観は全体にコンパクトで滑らかながら、ホイール アーチ、ショルダー ライン、パワードームが独特のデザインで目を引きます。MINI Cooper Sから引き継がれたボンネットのエア インレットとダブル エキゾーストがスポーティな外観を実現。MINI Concept Tokyoは、明確なコンセプトに基づくデザイン、がっちりとしたフレーム、高いルーフ、そして機能性により、力強くエレガントな雰囲気を強調しています。

●コンセプトに組み込まれたMINI独特のスマートさ
MINI Concept Tokyoの開発に際して力を入れた点に、乗り降りと荷物の出し入れをできるだけ楽にすることが挙げられます。4つのドア(運転席、助手席、ハッチ)のすべてにパラレログラム キネマティックが採用され、ドアが同時に横方向と前方向に大きく開くようになっています。

自動開閉式の後部サイド ウィンドウは、開けると前方部分が平行に後方部分に重なります。MINI Concept Tokyoは、Bピラーがないため、クーペに近いゆったり感を醸し出しています。長いホイール ベースと、運転席/助手席シートが回転するイージーエントリー システムにより、後部座席にも楽に乗り込めます。ハッチ ドアのウィンドウは、自動下降式です。
MINI CONCEPT TOKYO_a0010297_17444832.jpg


●空間をとことん活用するインテリジェントなカーゴ ルーフ
MINI Concept Tokyoは、移動中のあらゆる状況に完璧に備えるため、ルーフにも工夫を凝らしています。カーゴ ルーフにテーブルと椅子2脚が装備され、車の外からハッチ ウィンドウの正面へ引き出せるようになっています。

●ラゲッジ ルームのカーゴ ボックス
MINI Concept Tokyoのラゲッジ ルームは、床下に多機能カーゴ ボックスを備えています。カーゴ ボックスのフタは、外に引き出す形なので、荷物を積み込む際に荷台として利用できます。カーゴ ボックスの透明なカバーを開いて立てれば、座席部分とラゲッジ ルームの仕切りになります。

●さまざまな用途に使えるスポーツ ユーティリティ ボックス
スポーツ ユーティリティ ボックスは、開いた後部サイド ウィンドウに掛ける多機能収納ボックスです。深い部分を外側からサイド ウィンドウに引っ掛けます。外から荷物が出し入れできるだけでなく、後部座席からも手が届くため、物の受け渡しにも便利です。
MINI CONCEPT TOKYO_a0010297_17462122.jpg


●「フローティング エレメント」が印象的な内装デザイン
「フローティング エレメント」というコンセプトの実現により、車の中に乗り込んだ途端、邪魔な物のない広々としたフロアに驚かれることでしょう。センター コンソールの中心要素のみがフロアを覆い、そこに掛けてあるシートが漂うような印象を与えます。
ダッシュボード中央の「Center Speedo」も、その回転可能な構造がフロート感を醸し出しています。後部座席の背もたれは、個別に倒してラゲッジ ルームの床面とフラットにつなげることができます。

●縁取りを黒の合成ゴムで、サテライト シルバー メタリック塗装
MINI Concept Tokyoは、光が当たるとシルバーに輝き、見る角度によって直接光が当たっていない部分はシックなグレーになります。ドア シルとタイヤ フレームに沿ったブラックのサイド ベルトにはソフトな合成ゴムが使用されています。

●レザー、真鍮、アルミが象るルックス
ホワイト レザーがモダンな印象を与える内装は、MINI Concept Tokyoに確固としたスタイルと気品を加え、チェスターフィールド様式でデザインされたシートカバーなどのグリーンと真鍮色を引き立てています。

全体に温かみのある、さまざまな模様をプレスした高品質レザーがクール メタリック塗装と絶妙に組み合わさっています。アルミ コーティングを施したグラスファイバー メッシュがドアの内側を装飾し、フット ルームのナイロン メッシュ製カーペットにはスポーティなカーボン ファイバーがアクセントを与えています。

●MINI Travellerが誇る45年の歴史
ラゲッジ ルームが大きくなった4人乗りMINIは、1960年9月にAustin Seven CountrymanやMorris Mini Travellerとしてそれぞれデビュー。「Traveller」という名前から、このMini エステート モデルがすでに当時、アクティブなドライバー層を対象としていたことがわかります。1969年にはMini Clubmanのモデルが発売され、全車種の総販売台数は1982年までに40万台を上回りました。
by kan2_MINI | 2005-10-19 17:47
<< サーキット走行ビデオ(オータム... オータムRUN >>