最近になってようやくCVTミッションの全容が明らかになってきた。
「Dレンジショック」と呼ばれる問題に悩んでいた頃はCVTの機構やクラッチの形式さえもまるで解らなかった。 ここにCVTクラッチの図がある。 これだけでも昔解らなかった様々なことがわかる。 たとえば、クラッチは前進用と後進用がそれぞれ3枚ずつある。湿式である。 電磁式と思われていた制御方式は油圧であった。(ホンダと同じ形式だ!) クリープ制御はクラッチの枚数を制御しているとの情報を得ていたがこの図を見る限りよく分からない。 非常に評判の良く無いCVTのクラッチ形式は、例えばトルコンを使えば直ぐにも解決するが、ダイレクト感や運動性能上、コンパクト性はプレートクラッチの方がはるかに上だろう。 この辺りは機構を理解していると、CVTの挙動もあるていど許せる部分もあるが、メカに興味の無い人や単純に行儀の良い挙動を求めるユーザにしてみれば、ギクシャクした評判の悪いクラッチと言う事になるのも無理は無いと思う。
by kan2_MINI
| 2004-05-24 22:15
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